知財経営研究社「知財検定1級 合格 のために何をすべきか」




知的財産管理技能検定 1級合格のために何をすべきか? 


  このページでの内容は、知的財産管理技能検定 1級の「特許専門業務」をメインとしたものとしております。


◆ 知的財産管理技能検定が求める人材像
    知的財産教育協会によれば、「知的財産管理技能検定」のレベル設定および試験範囲は、経済産業省「知財人材スキル標準」に準拠しているとされています。ただし試験対策としてはこの「知財人材スキル標準」を読んでおく必要は特にありません。


◆ 1級の出題範囲
  これにつきましては、知的財産教育協会の「1級の試験範囲」に掲載されています。ただし、ここでの掲載内容だけではまだかなり抽象的な感がありますので、実際の試験問題をざっと眺めてみることが1級の出題範囲を実感をもって把握する上で手っ取り早いと考えます。知的財産教育協会が公開しております 知財検定1級の試験問題(学科試験・実技試験)をご参照下さい。学科試験だけでなく、実技試験の問題も公表となっています。これから知的財産管理技能検定1級に挑戦するかどうか検討されている方は、試験対策教材を購入する前に、まずこの実際の試験問題をチェックされるとよいでしょう。


◆ 1級の試験対策教材
  一般の市販教材はほとんど出ていないようです。
  特許専門業務であれば、以前は、知的財産教育協会 監修の「国家検定 知的財産管理技能検定 1級(特許専門業務) 学習の手引き【改訂版】」がありました。これは初めて 1級(特許専門業務)に挑戦される方にとっては必携となっていたものでした。しかし、今は絶版となっているようです。根強い需要はあったと思いますが、改訂の大変さに比べて、収益性が伴わないということが絶版となってしまった理由ではないかと想像しております。ネットで中古品は購入できるかも知れませんが、「合格マニュアル」のユーザーの方であればこれを入手される必要性はないと自負しております。
  コンテンツ専門業務に関しては、ガム出版株式会社様というとことから教材が出ておりました。その後、いろいろな分野で法改正等もありましたので内容としてはそろそろ改訂すべき時期なのだろうと考えますが改訂版は見かけません。内容が新しかった頃は、こうした教材の併用のご検討を推奨していましたが、初版のままで改訂がされていない以上、推奨できかねるものとなっております。
  その他、知的財産管理技能検定1級対策講座セミナー)のようなものも開催されているようですが、いずれにしても、専門の試験対策教材は極めて限定的ですので、受験する方ご自身でどのように情報収集し、どのように自分なりに対応していくか、の作戦を立てることが非常に重要です。
  どなたか弁理士の方でも専門の教材を作って販売してくれればいいのに、と筆者が受験した当時にはそう考えたものです。いつまでたっても専用教材が増えてこない理由は、毎回せいぜい数百人の受験者しかおらず、合格率10%程度というような試験(教材を新規購入する受験者の入れ替わりが少ない)ともなれば、資格ビジネスとしての1級の「市場規模」は実質的には極めて小さいということに尽きると考えます。


◆ 1級の合格者はどのように学習したのか?
  知的財産教育協会が過去に行ったアンケ−トによれば、1級合格者の勉強方法としては、書籍による学習を基軸としながらも、通信講座(弁理士試験のものか?)、社外講習、実務研修などを組み合わせている傾向が伺えます。これらの多くは知財検定1級専用のものではなく、例えば社外講習であれば発明協会知的財産協会が主催する講習会などのことではないかと推察します。もちろん、1級対策講座のようなものも含まれるでしょう。このアンケートでは合格者の100%が弁理士学習経験者であることから、1級試験と弁理士試験と重複する箇所は弁理士試験の教材を用いて学習されていることが当然ながらも推察できます。
  また、知的財産教育協会からは、1級合格者の声なるものが公表されております。ネット検索をすれば、もう少し情報を得ることができますが、単に推奨する書籍をリストアップしたものであったり、弁理士の方が手薄な領域を勉強して合格を果たした、というものであったりと、多くの方にとって参考になりそうな情報を得ることはあまり期待できないかも知れません。
  ちなみに筆者は弁理士試験対策の講座や、知的財産教育協会認定の知的財産管理技能検定1級対策講座などは受講しておらず、独学のみで合格しました。もちろん、筆者の学習方法は、【合格マニュアル】にて集大成しております。


◆ 1級の試験対策として何をすべきか?
  どのような資格検定試験の対策でも共通すると思いますが、まずは試験の特性を知ることがスタートになると思います。専用教材が豊富に流通しているようなメジャーな資格の場合には、受験者自身はこのことをあまり意識しなくても、専用教材がナビゲートしてくれる形になっているため専用教材に従って勉強していけばいいのでしょうが、知財検定1級はそうはいきません。
  受験する方が自ら学習計画、作戦を練って臨む必要があり、この作戦の立て方によって試験の合否以前にモチベーションを維持して勉強を続けることができるかどうか(試験当日に、 検定会場に行き着くことができるか)が決まるといえます。
  前述した「試験の特性」とはまず、@どのような分野・事項が出題されるのか?ということと、Aどのような試験問題でそれが問われるのか?、を挙げることができます。そして、試験対策としてはその分析結果に基づいて、いつまでに何をどのように行っていけば合格できるか?のシナリオを具体化して実行することです。
  一発合格、短期合格を目指さなくてもよいという方は、マイペースで勉強し、受験経験を積みながら自分なりの合格作戦を立てればいいのでしょうが、当社の【合格マニュアル】が目指すところの 一発合格、短期合格を実現するためには学習効率を初めから相当高いレベルに持っていくことが必要であり、それなりに工夫が必要です。学習方法の確立のための試行錯誤の時間を費やしていては、短期合格はおぼつかないものとなってしまうでしょう。


◆ いかにして学習範囲を絞り込むか?
  知的財産技能検定1級の試験範囲を把握すると、その範囲が極めて広いことに気づきます。国内特許関連だけでも大変なのに、さらに数ケ国分の特許制度を勉強しないといけないのか、と気が遠くなる方もおられることでしょう。試験範囲をカバーするであろう一般書籍を集めて積み上げてみると、その高さに圧倒されてしまいかねません。
  しかし、実際に学習すべき試験範囲は、1級試験の特性を知ることでかなり絞り込むことができます。いかにうまく絞り込んで学習効率を上げるか、が自分のモチベーションを維持する上でも極めて重要と考えます。


◆ いかにして学習計画を立てるか?
  知的財産検定1級試験に初めて挑戦される方にとりましては、1級の合格までに何をどれだけ行う必要があるのかが分からない状態で始めることに なりますので、学習計画を立てることは容易なものではありません。だからといって、闇雲に勉強を進めるだけでは一発合格・短期合格の実現はおぼつかないものとなってしまいます。「こうすればいけるはず」と大雑把にでもサクセスシナリオを作り、進みながら修正していくことが肝要だと考えます。【合格マニュアル】では自分なりの学習計画を立てる方法について提案しております。


◆ いかにして進捗具合を把握するか?
  これが実は非常にやっかいな問題となります。つまり、何が習得できていて、何が習得できていないのか、一度は習得したつもりだが、忘れてしまっていないかをどのように確認するか?という課題です。1級試験対策は、一般書籍や無料で入手できる各種の電子ファイルドキュメントを教材として利用することになりますが、これらは専門の試験対策教材とは違い、前述の確認作業がし易いようには作られていないのです。従いまして、この課題を解決しないと、特に試験直前期になって混乱に陥ることになりかねません。当社の【合格マニュアル】が暗記事項を問答集形式に整理している目的の多くはここにあります。


◆ いかにして自分のモチベーションを維持するか?
  筆者の経験からは、1級受験に対してモチベーションを維持するためには、無理のないレベルの努力で、合格できそうだという実感をつかむことではないかと考えます。筆者も初めは学習方法に関しては相当に試行錯誤をしました。後で思えば効率的でない時期を過ごしたものですが、その頃は正直、モチベーションが上がらない状態でした。しかしその後、【合格マニュアル】で推奨するような方法に集約していく過程で合格できる自信が湧いてきたのですが、それに付随してモチベーションも上がってきました。我ながら現金なものだと思いますが、まさに「報われると思えれば意欲も上がる」というものでした。


◆ 本番で実力を発揮するにはどうしたらよいか?
  知財検定1級試験は、過去問だけでなく模擬試験についても入手が難しく、実際の試験形式の問題で訓練できる機会を得ることはあまり期待できるものではありません。【合格マニュアル】をご購入頂いたお客様に対しましては、実際の試験問題にどう対処したらよいのかについての方法につきましても専用のWebページ(お客様専用ページ)にてダウンロード可能な「解答テクニック(PDFファイル)」などを通じてフォローさせて頂いております。


◆ 受験者に立ちはだかる3つの壁
  これまで述べていることと、若干重複しますが、知的財産管理技能検定1級に挑戦される受験者の方にとって、クリアしなければならない壁が3つあると考えております。
  まず1つめの壁は、何をしたらいいのか分からないことによる、勉強のスタートが切れないという壁です。この壁をクリアするために、【合格マニュアル】の活用をご検討下さい。合格するための方法論のご紹介と、ほとんどの出題領域を「あとは覚えるだけ」にした問答集を用意しております。勉強方法に迷ったならば、ひたすら問答集を習得されることをお勧め致します。まずはとにかく歩み出すことです。
  2つめの壁は、習得しなければならないことが多すぎる、と感じられることによりモチベーション維持が難しいという壁です。1級試験は、やはりかなりの難関ですので、合格するのは楽なことではありません。「簡単に合格できた」という方もおられるでしょうが、その方は恐らくは、弁理士試験の勉強の経験があるなど、すでに相当なバックグラウンドを築いておられる方であることでしょう。【合格マニュアル】の問答集もかなりのボリュームがありますので、全て習得することは容易なものではありません。まずは、ご自身で重要と思う事項を選びながら飛ばし飛ばしに取り組むことでも構いません。そして苦痛に耐えて、学習を進めて下さい。やがて「このまま続ければ合格できるかも知れない」という実感が湧いてくるはずです。それでモチベーションに火を付けて、第2の壁を是非ともクリアして下さい。そうすれば、「合格できるかも知れない人たち」への仲間入りを果たすことができるでしょう。
  そして3つめの壁が「確率の壁」です。合格圏内に到達しても、ある程度の幸運、すなわち勘でしか解答できなかった問題が単純計算による確率を相当上回ってくれる幸運がないと、36問の合格ラインを超えるのが難しい、という壁です。この壁をクリアするためには、やはり十分な量の知識を身に付けることが欠かせません。マイナーな事項であると思われる事項を素材とした問答集も繰り返し読み解いて、「知っていれば解ける問題」を着実に得点源にし、なおかつ、短時間で解答できるように訓練することで、「読解問題(じっくり読み解けば解ける問題)」のための時間的余裕を作ることです。さらに、「お客様専用ページ」や「有料ページ」で提供しております、「解答テクニック」や「思考プロセス」についてのコメントをご参考にして頂き、全く聞いたこともないような事項に関する問題であっても、確率が4分の1、または3分の1にしかならないような解答をするのではなく、少しでも正答確率を高める解答ができるようなスキルを磨いて頂きたいと考えております。【合格マニュアル】は、少々運が悪いくらいでも正答数36問を下回らないレベルに達することを志向しております。


◆ 実技試験対策を「楽しみに」
  学科試験対策では、どうしても「詰め込み」的な学習も必要になろうかと思います。学科試験をクリアした暁には、こういう勉強をしよう、ということを思い描き、それを楽しみに学科試験対策の苦痛を乗り越えて頂きたいと思います。もちろん、実技試験でも学科試験の知識がベースになりますから、【合格マニュアル】を復習されることも方法ですが、消化不良のままとなっている事項の復習をする、専門書を何冊も通読してみる、などいくらでも好きなように勉強できるわけです。

◆ 過去問について
  知的財産管理技能検定試験が始まった当初は、1級試験の過去問は一切非公開でした。現在では、過去1年に実施された過去問が知的財産教育協会から公開されています。また、市販のものもあるようです。   過去問を解くことは、必ず行って頂きたいことです。しかしながら、過去問だけを完璧にマスターしても、それだけでは合格レベルに遥かに及ばないでしょう。毎回、一度も出題されたことがない事項が出題内容の大部分を占めているためです。   これに対応すべく、合格マニュアルでも、過去に一度も出題されたことがない事項がその多くを占めています。反復学習で、出題されうる事項をしっかりと習得して頂くことをお勧め致します。

知的財産管理技能検定 1級 とは


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